最近はテレビのニュースなどで、イギリスのEU離脱騒動が報じられていますが、賛成派も反対派も街頭でデモをして、とても自分たちの主張を明確にしています。

どのようにEUを離脱するのかも、北アイルランドとアイルランドの国境はもとより、様々なことが決まっていなくても、離脱を支持している人が大勢いて、それに反対する人も大勢いて、議会でも様々な法案などが否決されて、あまり物事を決められなくてもとにかくEU離脱に向けて進んでいます。

ドーバー海峡を挟んだフランスでは、政権に対するデモが毎週続いていて、そちらの方は様々な破壊活動をする人まで参加していて、デモや政治的主張に掛けるヨーロッパ人の態度の凄さを感じます。

しかしながら日本では、新元号の発表で盛り上がっていて、それほど政府に対する反対や抗議活動は起きていないようです。

OECD加盟国の中では、日本は賃金でも1人当たりのGDPでも生産性でも、21世紀になってから、ずっと下がり続けていて、どんどん貧しくなっているのですが、誰もそれに対する有効な対策は考え付かないようです。
リフレ派の主張する金融緩和をしましたが、消費税の8%への引き上げで、効果が限定的でいまいちな様です。

日本の場合は政治よりもまず経済なのでしょうが、何かと変化の多い時代に、どのようなことをすればいいのかを、わかる人自体がいないのでしょう。

先進国型経済にするのに失敗したとか、米国のような消費型経済にしたり、ドイツのような高付加価値型の工業化経済にするのに失敗したなど、さまざまな言説が飛び交いますが、それではこれまでの様々な低付加価値の企業を潰すことを覚悟で政策を実行できそうな政党も政治家もいません。

イギリスなどのように、様々な人が自分の政治的主張をちょっといい加減でいいから出来るような風潮になればいいのにと思います。

イギリスのガーディアン紙やインディペンデント紙などを見ていると、イスラム国と戦うために自らトルコやシリアに行って、現地のクルド人勢力に加わり、無給のボランティアで兵隊をしている人も結構な人数がいたようです。
ヨーロッパの先進国の人達の、自らの信念に対する態度という物はすごいと思います。昨日のインディペンデント紙でも、イギリスに帰国してから裁判にかけられている人が乗っていました。同じ島国でも、国民性は大きく違うようです。