少し前に、口輪をつけた犬の動画がツイッターで拡散され、「動物虐待ではないか」と騒がれたというニュースがありました。

確かに、口輪をつけられた犬の姿はぱっと見ると、不自然でかわいそうにも見えますが、これは虐待ではなく逆に犬を守るためのものなんだそうです。
人を噛んで、普通ならそのまま殺処分されてしまうところを、なんとか人を噛まないようにするためにつけられたものだったり、ケガを負って薬をつけた犬が患部をなめないようにつける場合もあるのだとか。
また、落ちているものを拾って食べないようにという意味の場合もあるそうです。

そういえば、昔、田舎に住んでいたころ、近所に人懐っこい野良犬がいました。
田んぼが多く残る田舎で、おそらく農家の人が家で飼えなくなった子犬を連れてきて放していたようで、子犬は近所の人になんとなくかわいがられながら、残りご飯などもらって育っていました。
人懐っこく、害もないので保健所に通報されることもなく、よく家の門の前まで来て寝ていたりするのをほほえましく思っていたのですが・・・

ある日、ちょっと苦しそうな顔をしてやってきて、急にひきつけたかと思うとそのまま亡くなってしまったのです。びっくりして獣医さんを呼んだのですが間に合わず、後から獣医さんに聞いた話では、おそらく何か毒物を食べてしまったのだろうと言われました。
除草剤か殺鼠剤を食べてしまったのかもしれないし、あるいは見慣れない人には吠えることもあったので、疎ましく思われて毒物を盛られたのかもしれません。

今回このニュースを読んで、かわいいかわいいとただ近所の人とかわいがっていましたが、犬のためには本当はよかったのかな、と切ない気分で思い出したのでした。